税金
相続した家を放置していることのデメリットとしては、固定資産税が
かかるということ、不動産の価値が下がることの2つが主にあげられます。
固定資産税は、5千万円の家なら年間でおよそ70万円になるので、
利用していないのだとしたら、かなりの負担になるでしょう。
不動産は築年数が古いほど売れにくくなり、価格が下がるという問題も重要です。
その他、修理・管理のためのコストがかかるということもデメリットとなります。
相続をした家を売ることには、税金や手数料がかかるというデメリットがありますが
利用をしておらず、いずれは家を売ることになるのであれば、早いほうが良いでしょう。
家を売るためのコストとしては、売買契約のための印紙代、仲介手数料、
譲渡所得税などが主なものになります。
一番大きくなるのが譲渡所得税になると思われますが、マイホームの
特例を利用すれば、ゼロにできることも多いです。
また、相続税の申告期限の翌日以後3年を経過する日までに譲渡しているという
条件などを満たしていれば、相続税の取得費加算の特例が受けられます。
3年が経過するとこの特例は受けられなくなるので、その意味でも
早く売却してしまったほうが良いです。
家を取得してすぐに売ってしまったら短期譲渡所得として扱われてしまい、
税金が高額になると心配をする人がいますが、相続によって取得した家を
売る場合には、死亡した人の保有期間も引き継ぐことができるので
多くの場合に長期譲渡所得となります。
このように、状況に応じて対処法やメリットなどが変わってきます。
じっくり検討してから行動しましょう。