譲渡
相続をした家を売る時には、譲渡益についてはあらかじめ計算をしておくべきです。
とは言っても、実際に家を売るまでは、いくらの譲渡益が入ってくるのか
わかりませんから、おおよその予測でかまいません。
まずは不動産会社に査定をしてもらって、できるだけ正確な査定額を出してもらいましょう。
一括査定サービスなどを利用して、4社以上の不動産会社に依頼をすることがポイントです。
家を売る時には、ほとんどのケースで損失が発生してしまいます。
3000万円で購入した家が2000万円で売れてしまったというようなケースでは、損失が発生しています。
しかし、相続をした家を売る場合、かなり古い家なので、購入価格がわからないというケースも多いです。
その場合には、売却価格の5%が購入費となりますが、譲渡所得が発生してしまう可能性が高いでしょう。
相続をした家を売る時には、譲渡所得が発生し、所得税・住民税がかかってしまう
可能性が高いので、あらかじめ計算をして、対策をしておかないと
大きな損をすることになるかもしれません。
多くの場合、マイホームの3000万円控除の特例が利用できますので、
特例を利用して税金をゼロにすることができます。
しかし、特例は自動的に適用はされないので、確定申告をする必要があります。
相続をした家の場合、5年以内に売却をしても短期譲渡所得とはならないケースも多いです。
なぜなら、死亡した人の保有期間も引き継げるからです。
税金の他、維持費や管理費などもかかるので、できるだけ早い段階で
売ってしまったほうが良いでしょう。